2010年02月09日

ふと思ったけどソ連ネタ多いな……

更新頻度が高いのは暇だからです。サバゲ行きたい……。

今回紹介するのは「タイム・ジャンパー」(原題 BACK IN TIME)。ロシアの映画ですね。
どこかで聞いたことのある題名?そうです、一時期CMバンバン打ってた「ジャンパー」という映画のパクリです。(といっても名前とジャケットだけ)ジャケット絵を比べるとよくわかります。ちょっと小さいですが
ふと思ったけどソ連ネタ多いな……ふと思ったけどソ連ネタ多いな……

よく苦情が来ないなと関心します。
後述しますが、タイムの方の画像は突っ込みどころ満載です。日本で発売するにあたって、勝手にジャケット画像をでっち上げたという話を聞きました。映画にこんなシーン出てこないしね!というか中央の主人公はこんな服着てねぇよ!
いや、日本未公開の上にロシア映画なので知名度が低いから……ってのは分かるんですが、流石に映画の内容に関係ないジャケットはどうかと……今まで見た中で一番ひどいジャケットですね、これは。私が見た映画の中で次に酷かったといえばフランドルでしょうか……。あれは内容も酷かったですが。

ジャケット絵に突っ込みをいれましょう。賢明な読者の方はお気づきかと思いますが、戦車がM4A1E8になってます。ロシア映画ですよね?まぁ戦車はバルジ大作戦の例もありますしいいとしましょう。でもよく見ると戦車の上にUH-1がいます。1942年だよね……?この世界のソ連はチートコード使ってヘリコプター騎兵を開発したのでしょうか。ハーツオブアイアンもびっくりです。

ちなみにCM打ったりしてかなり宣伝していた本家ジャンパーの方は、タイムジャンパーよりも酷い出来でした。もう監督には少し、頭冷やそうか……?としか言いようが……。いや、CGとかはすごいんですよ?でもラストとかも何も解決してないよね?って印象しかないので。
実はジャンパーはタイムジャンパーと間違えて借りてしまい、ツタヤからDVDが届いた時は、思わず「やべぇ!ジャンパーの方借りちゃった!」って言ってしまいました。本当はかなり後回しにする予定だったんですよ、観るの。

まぁジャンパーはさて置いて、タイムジャンパーの話を。

あらすじ
ロシアで第二次世界大戦時の遺品(主に勲章等)を発掘し、歴史に詳しい主人公とその仲間三人は闇でそれらを売りさばいていた。ある時、発掘をしているとソ連軍の壕を掘り当てる。そこには4人の兵士と看護婦の遺体が横たわっていた。金目のモノも見つかり、酒で祝っていた彼らの前に一人の老婆が現れる。老婆は、遺体を埋葬しているなら自分の息子を探して欲しいと願いでる。主人公達は盗掘しているのがバレないようにそれを了解する。
見つけた貴重品箱を開けると、そこには主人公達の写真付きの軍隊手帳が保管されていた。主人公はこれは出店で買ったウォッカにメチルアルコールが混ざっていて、自分たちは幻覚を見ているのだと結論づけ、老婆の話にあった湖へ眠気覚ましに飛び込むことに。しばらく潜っていると、突然何者かから銃撃を受け始める。絶え間なく続く爆発と銃撃に驚いた彼らが湖から出ると、そこは1942年の世界だった。

最初に言わせてもらえば、この映画は佳作の部類に入ると思います。まぁプライベートライアンとは比べるべくもないですが、戦争映画としては出来はいいです。シナリオも、若干の伏線回収し忘れを除いて違和感の無い出来ですし、この映画は結構予算があったのか小道具等も充実してました。ロシア映画特有の牧歌的印象も薄く、アメリカ映画のようなテンポで進行していくのも高評価です。ロシアの戦争映画というと食料を他の部隊から盗んだり、後ろから督戦隊に撃たれたりするのが多いのですが……。

特に言うとすれば
ふと思ったけどソ連ネタ多いな……ふと思ったけどソ連ネタ多いな……
塹壕描写が上手いですね。捕虜大隊シュトラフバットもこれくらいして欲しいです。右はまさにソ連といった感じ。お馴染み政治将校ですが、映画や漫画などでは空気を読まない凝り固まったオツムの困ったちゃん扱いされて戦闘中に後ろから撃たれたりとか描かれることが多いです。実際には兵に好かれる人も多かったらしいです。この映画も特に嫌われているような描写はありませんでした。

兵器類もお馴染みのものが出てきます。
ふと思ったけどソ連ネタ多いな……ふと思ったけどソ連ネタ多いな……ふと思ったけどソ連ネタ多いな……ふと思ったけどソ連ネタ多いな……

PTRDが出ているのが興味深いです。映画ではほとんど見たことないですね。マキシム機関銃はよく味方を撃ってたりしますが……。
時代設定は1942年3月辺りらしいので、ちょうどブラウ作戦や第二次ハリコフ戦が行われている頃。まだまだドイツ軍が勝ち戦の時ですね(といっても7月にはスターリングラード戦が始まります)。この時期ソ連は手空きの水兵を地上戦に転用したりしてたくらいなので、相当キツイところ。よく主人公達生きてられたな……。

戦車も出てきますよー
ふと思ったけどソ連ネタ多いな……ふと思ったけどソ連ネタ多いな……ふと思ったけどソ連ネタ多いな……

Ⅳ号戦車?は残念な感じですがT-34それなり。転輪も砲塔も変なので何かの車両の改造かと思われます。野砲についても砲架は本物だと思うのですが……。砲身がでっちあげなので詳しいことは分からないです。

気になったところと言えば、戦車が歩兵を支援するために、正面に出て行くというシーンがあるのですが
ふと思ったけどソ連ネタ多いな……
塹壕に味方がいるのに上を通ります。あぶねぇぇ。おおらかにも程があるだろ……。
あと、ロシア映画を数本見て思ったのですが、全ての作品にすべからくウォッカが出てくるのには驚きました。お前らどんだけ酒が好きなんだよと。やはりお国柄なんでしょうか……。


しかし段々映画批評するだけのブログになりつつあります……。早くサイト届かないかなぁ。





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Posted by 智葉  at 01:04 │Comments(2)映画

この記事へのコメント
まさかこんな作品があったとは。
早速探してきます。
次の映画紹介楽しみにしてます。
Posted by やまさん at 2010年02月09日 09:18
>やまさん
ありがとうございますー。恐らくジャンパーの横に平然と置いてあるはずなので、ジャンパーと間違えないようにしてくださいね!
Posted by 智葉智葉 at 2010年02月10日 02:05
<ご注意>
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