2010年03月03日

第9地区試写会に行ってきました

第9地区試写会に行ってきました


ミリブロでも何度か紹介されていた「第9地区」を見てきました。しかしマスコミ関係者じゃないのにマスコミ試写会に参加できるのはいいのだろうか……。まぁタダで見れるし、文句はないんですが。つーかあれチェックザルじゃん……。あ、関係者にしか場所知らされないのかな。
何故書店に試写会のお知らせがまわったのかはわかりません。というかそのお知らせもタイムカードの下にあった紙に、こっそりと「第9地区」の文字があっただけなので、言われないとわかんないですわ……。副店長、教えてくれてありがとうございます。


そろそろ映画の話をしましょう。まだ公開していない映画なので(公開は4月1日)銃器以外はネタバレは避ける感じでいきます。
画像は配給会社から頂いたパンフレットとシール。シールでけぇ。バイト先のロッカーに貼っておこうかしら……。
パンフを読む限りでは、南アフリカ共和国のヨハネスブルグでロケをしたそうです。あの有名なヨハネスコピペの街で撮る時点でヤバイですな。監督のニール・ブロムカンプは10歳までヨハネスで暮らしていたそうで、その体験もフィードバックされているそうです。ちなみにニール氏は「HALO」のCMを手がけていたそうな。

あらすじ
突如ヨハネスブルグ上空に現れたUFO。その中には不衛生な状態で弱り果てたエイリアン達がひしめいていた。政府は当初彼らを手厚く保護。ヨハネスブルグに「第9地区」を建設、そこにエイリアン達を収容することとなった。
20年の時が経つに連れ、地元住民とエイリアンの軋轢は深まっていった。言葉も通じず、野蛮で不潔なエイリアン達と一般市民の間に折り合いがつくはずもなく、いつしかエイリアンは「エビ」という蔑称で呼ばれるようになっていく。第9地区ではやってきたナイジェリア人によって、異種売春や「キャットフード詐欺」が横行。ギャングと化していった。
その間にエイリアンの管理業務は民間会社のMNUに委託されるようになる。彼らと傭兵部隊によって、武力による治安回復が行われると思われたが、それは実現しなかった。
なんの進展もないまま、MNUはエイリアン達を新しい施設「第10地区」へと移行させることを決定。主人公であるヴィカスは、地区移転の総指揮を任せられることになる。
ヴィカスが第9地区の家々をまわり、退居勧告を行っていると、一際変わった住居を発見する。そこには大量の武器が隠されていた。本社からエイリアンの武器を回収するように命令されており、それらを探すため彼は住居を捜索し始める。すると、引き出しに金属容器に入れられた液体が隠されているのを発見する。が、彼は容器に入っていた液体を誤って頭から浴びてしまう。
家に帰ったヴィカスは昇進祝いのパーティで倒れ、病院に搬送されるのだが……。


なんか偉い人のレビューでは社会風刺がどうのこうの書いてますが、私は特にそういうところは突っ込まないようにします。ただ、この作品はリアルです。SFという題材を用いているのにも関わらずリアル。
「あぁ……。まぁこうなるだろうなぁ」ばっかりです。一般市民とエイリアンとの軋轢や、エイリアンを商売のタネにするような奴らが出てきたりと人間の欲丸出しのような感じ。管理する会社も利益のために非道なことを平気でするし、傭兵連中はエイリアンを銃殺して楽しんでいる始末ですしね。まぁそこらへんが社会風刺なのでしょうな。
作中で「キャットフード詐欺」なる言葉が出てきますが、何故かエイリアンは猫缶が大好きという設定。猫缶という単語のせいで頭の中でうたまる絵かき歌がループしてました。まったく雰囲気あわねぇ。

ミリブロ的には傭兵部隊の装備が気になるところでしょうが、なんかしょぼいというか……。全然タクティコーな感じはしません。CIRASとか着てるわけでもなし。銃器もバラバラでしたね。治安部隊の装備はF2000で統一されていましたが、傭兵部隊はガリルだのFALだのMINIMIだのと雑多な感じ。ナイジェリア人ギャング団はいつも通りのAKでした。
エイリアンの兵器は人間のDNAでは使えないという設定なので、傭兵とかはレーザー銃を使ったりはしません。ちなみにこの設定結構重要です。
コスプレは結構簡単そうな気がします。といってもあんまりカッコよくは描かれないので真似する人は少ないかも……。後半は挽肉になるために出てくるだけですし……。
カッコよくはないと言っても動きはちゃんとしてましたよ。バラック小屋が立ち並ぶ中での戦闘はBHDを彷彿とさせるものがあります。戦闘シーンも申し分ありません。


なんか文字だらけで読みにくいですね……。まぁともあれ見て損は無い映画です。ちょっとグロ描写が多いので女性と一緒に行かれるのは避けた方が賢明と思われますな。
うーん公開したらまた見に行こうかなぁ。





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Posted by 智葉  at 01:54 │Comments(0)映画

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★★★★★独創的なストーリーと、リアリティのある映像。ワクワクする展開でアクションシーンも見ごたえあり。風刺は利いているが笑いに嫌みがないスマートな社会派SFドラマ。
『第9地区』お薦め映画【心をこめて作曲します♪】at 2010年03月27日 00:50

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